ご覧いただきありがとうございます。本当に古いバイオリン弓、 フランス・ミルクール地方にて製作されたと思われる、 バイオリン弓のご紹介です。フロッシュの親指付近はスクエアカットになっており、 角の部分もやや斜めにカットされており、 フランスの作風であることに間違い無いと考えています。特徴的な形状の半月リングや、 真鍮の楔留め跡もありますから、 初期JTLであるとか、 1900年前後の製造品ではあるのではないでしょうか。かなり強いスティックで、 大きなヘタリや使用感は見られず、 大音量かつオールド弓特有の音質がお楽しみいただける内容と思います。ボタン部分の飾りには、大理石のような石が埋め込まれており、 こちらも旧時代的で面白いと思います。鑑定書などは付属いたしませんので、 ニッケル弓量産グレード程度での出品価格設定といたしました。 処分のための出品ですので、 安価な設定のつもりです。このような時勢もあり、 量産弓最低グレードが10万円設定からになるなど、 もう今後古い弓を安価に入手できる機会は無くなってしまうと思います。 この機会にいかがでしょうか。やや現状毛が短かめですが、 スティックのヘタリはほとんど見られず、 強い使用感もなく、かなり綺麗な状態にあります。残念ながらオリジナルのシルク巻きが分解していましたので、 似たようなラッピングを新たに行い、 衛生的にすぐにお使いいただけます。楽器店にて毛替えチェック済みで、 松脂を塗布して試奏チェックも行いました。各部仕様ですが、 重量約62.5g 全長約745mm バランスのポイントは275mm付近 ニッケル金具、黒檀フロッシュ、丸弓 となっております。かなり古い物ですので、 アンティーク商品に理解のあるかたの購入にて、お願いします。