Life size(等身大)の希少な九谷焼の眠り猫です。こちらは明治期の磁器だと判断しています。明治から大正、そして昭和に移り変わるにつれ、作品を完成させるうえでの作陶師や絵付け師の技量や情熱というものは薄れていくように思います。 特に、中を空洞にする磁器は乾燥時や焼成時に収縮や空気膨張で磁器にヒビ割れができないように空気穴を開けますが、明治期のものは作品を損なわぬように鈴の後ろに小さな穴を一つ隠すように開けて完成させられています。 それがどれだけ容易ではないのかは、現行品の眠り猫や招き猫の空気穴の位置や大きさから理解できると思います。 金彩や睫毛などは繊細に描かれていて、全体のバランスも素晴らしいです。
Life size(等身大)の希少な九谷焼の眠り猫です。こちらは明治期の磁器だと判断しています。明治から大正、そして昭和に移り変わるにつれ、作品を完成させるうえでの作陶師や絵付け師の技量や情熱というものは薄れていくように思います。
特に、中を空洞にする磁器は乾燥時や焼成時に収縮や空気膨張で磁器にヒビ割れができないように空気穴を開けますが、明治期のものは作品を損なわぬように鈴の後ろに小さな穴を一つ隠すように開けて完成させられています。
それがどれだけ容易ではないのかは、現行品の眠り猫や招き猫の空気穴の位置や大きさから理解できると思います。
金彩や睫毛などは繊細に描かれていて、全体のバランスも素晴らしいです。
全体の確認をされた後に、画像を拡大して細部もご確認くださいませ。
耳にはヘンリーズポケット(縁皮嚢:えんぴのう)まで造形されていて、磁器であれど本物の猫のような姿に近づくように作られていて、それは肩からお尻までの隆起も同様です。
私の九谷猫コレクションのなかで芸術性の高い一番上手な作品です。
百年近くの時を経た作品で、ここまで良い仕上がりとコンディションのものは、二度と出会えるか分かりません。
最大長さ 約31cm
最大幅 約20cm
最大高さ 約12cm
体重 約2727g
写真は説明に含まれます。
カケ、ヒビはないように見ていますが、保証はありません。背中には焼成時にできたピンホールがあります。それは不良品とみなすものではありません。
購入後の対応はいたしませんので、何かございましたら事前にお問い合わせください。
私はプロの保存修復家ではございません。私によるいかなる記述も、主観的な意見に過ぎないことをご理解ください。本説明または出品のコンディションに関する説明に関わらず、「現状有姿」で提供、販売されます。
梱包はリサイクル材になります。説明を転載することは、ご遠慮ください。
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